現場全体を動かす、穏やかな調整役
まず、今のお仕事内容と、職場でのご自身の役割について教えてください。
木造住宅の施工管理として約15棟の現場を担当し、工程・品質・安全の管理や協力業者との調整を行っています。施工基準書に沿った高品質な施工と法令遵守を徹底しながら、安定した現場運営を心がけています。
現場全体の状況を把握しながら段取りや調整を行い、工事が円滑に進むよう積極的に動くのが自分のスタイルです。現場に関わる方々との迅速な情報共有が、施工の品質や工程の安定に直結すると考えているため、日頃のコミュニケーションはとても大切にしています。
木造住宅に、もう一度向き合いたかった
入社前はどんな仕事をされていたんですか?転職を考えたきっかけも教えてください。
前職では木造住宅の施工管理に携わっていました。ただ、会社の倒産をきっかけに商業施設の内装を手がけるグループ会社へ異動することになって。内装工事の経験も貴重なものでしたが、工事の一部分を管理する業務が中心となり、建物全体に関わりながら現場を進めていくやりがいとの違いを感じるようになっていったんです。
再び木造住宅に携わって、工程・品質・安全を総合的に管理しながら建物づくり全体に関わりたい。その思いが、転職を決めた一番の理由です。
当時、転職先に求めていた環境はどんなものでしたか?
これまでの経験にとどまらず、さらに知識や経験の幅を広げられる環境であること、これだけは譲れない条件でした。施工管理として現場に立つ中で、品質や工程管理だけでなく、設計意図や建物全体の理解を深めて、より高い視点で現場に関われるようになりたいと考えるようになっていました。自身の成長がそのままより良いものづくりにつながる環境で働きたかったんです。
ケイアイの分業制や独自の仕組みを知ったとき、どんな印象を持ちましたか?
現場で感じてきた負担や非効率な部分を、本質的に改善しようとしている会社だと感じました。工程管理アプリにより進捗確認や情報共有が一元化されていること、そして役割分担が明確で現場が品質管理に集中できる環境が整っていること——これまでの経験をより活かせると直感しました。
信頼関係が、現場の品質をつくる

仕事をするうえで、最もこだわっている部分を教えてください。
現場に関わるすべての人との関係構築です。施工管理では、職人さんや協力業者、社内担当者など多くの方と連携しながら進める必要があります。指示や依頼だけでなく、相手の立場や状況を理解しながら接すること、相談しやすい関係性を築くよう努めています。信頼関係があることで情報共有が円滑になり、それが品質や工程の安定に直結すると考えているので、日頃のコミュニケーションは何より大切にしています。
手がけている住宅の、自慢できるポイントを教えてください。
高品質でありながらデザイン性にも優れている点が大きな特長です。意匠性の高い設計を実現するためには、図面通りに施工するだけでなく、細部の納まりや仕上がり精度に特に注意を払う必要があります。現場での細かな確認と職人さんとの綿密な打ち合わせを重ねて、設計意図を正確に形にすること。その積み重ねが、品質とデザイン性の両立を現場から支えています。
「高品質・低価格なデザイン住宅」を形にする難しさはどこにありますか?
意匠性の高い設計を細部まで正確に施工で再現する点にあります。特に納まりが難しい部分では、図面通りに進めるだけでなく、現場で職人さんと相談しながら最適な方法を一緒に考える場面も多い。試行錯誤を重ねながら丁寧に仕上げていく過程は簡単ではないですが、互いに意見を出し合って形にできたときの達成感は格別です。
現場管理アプリやDXツールを活用することで、仕事の仕方はどう変わりましたか?
進捗確認や写真・書類管理、情報共有が一元化されて、これまで個別に行っていた確認作業の手間が大きく減りました。関係者間で同じ情報をリアルタイムに共有できるので、伝達漏れや確認の行き違いも少なくなりました。その結果、細部の仕上がり確認や職人さんとの打ち合わせなど、品質管理により多くの時間を充てられるようになっています。
ある1日のスケジュール
業務開始・朝礼(課のメンバーと情報共有)
チーム全員で1日の動きを揃えてスタート。
現場巡回(2〜3件、検査・職人さんとの打ち合わせ)
午前中に主要な現場を回り、状況確認と関係者とのやり取りを行う。
昼食
午後の業務に向けてしっかり休む。
午後の現場巡回(2〜3件、検査・打ち合わせ)
午前と同様、現場を巡回して品質・工程の確認を行う。
帰社・内勤業務(メールチェック・協力業者への依頼・見積もり処理等)
現場で得た情報をもとに、事務作業を集中して処理する。
終礼(課のメンバーと情報共有)
1日の結果を振り返り、翌日の動きに繋げる。
業務終了・退勤
(忙しい時期は残業する日もあります。)
現在は担当現場数が増えたこともあって、プライベートの時間は正直あまり多くはありません。ただその分、知識や経験が確実に身についている実感があります。限られた時間の中でも趣味の映画鑑賞を楽しむなど、意識的にリフレッシュしながら仕事に集中できる環境を整えています。忙しさの中にも確かな手応えがある。それが今の状態です。
内覧会で見たご家族の姿が、仕事の意味を教えてくれた

仕事に対する考え方が変わった、印象的な出来事はありますか?
建売住宅の内覧会に立ち会ったときのことが、今でも強く印象に残っています。お客様がご家族で部屋をひとつひとつ見て回りながら、「ここは誰の部屋にしようか」と話し合っている姿を見て——図面の線だったものが、職人さんたちと協力しながら形になり、やがて誰かの生活の舞台になる瞬間に立ち会えたことで、自分の仕事はただ家を建てること以上の価値を持っているんだと確信しました。
これまで現場でこだわってきた細部の仕上がりや品質管理が、そのご家族のこれからの暮らしの土台になっている。その実感は、他に代えられないものでした。
その経験を経て、仕事への向き合い方はどう変わりましたか?
工程・品質・安全を守ることはもちろんですが、その先にお客様の暮らしがあるということを、より強く意識するようになりました。細部の納まりや仕上がり確認のひとつひとつが、ご家族の安心や快適さにつながっている。そう考えるようになってから、以前にも増して丁寧に現場と向き合うようになりました。自分の仕事の先にある「暮らし」を想像することが、今の大きな原動力になっています。
品質とデザイン性の両立を、現場からつくり続ける

今後の目標や、挑戦したいものづくりを聞かせてください。
品質とデザイン性を両立させながら、より多くのお客様に安心して長く住んでいただける住まいづくりに携わっていきたいです。施工管理として現場から品質を支えるだけでなく、これまでの経験を活かしてより効率的で精度の高い現場運営にも取り組んでいきたい。職人さんや関係者との連携を大切にしながら、安定した品質を継続的に提供できる体制づくりにも貢献していきたいと考えています。
「日本一」という高い目標を掲げる会社の環境の中に身を置くことで、現状に満足せず成長し続けなければという意識が自然と高まります。より良い段取りや管理方法を考える習慣も身についてきました。技術面だけでなく仕事への意識そのものが高まっていると実感しています。
最後に、転職を考えている方へメッセージをお願いします。
これまで現場で培ってきた技術や経験は、環境が変わることでさらに大きな力として発揮できると感じています。私自身、より高い品質と効率を追求できる環境に身を置いたことで、仕事への向き合い方や視野が大きく広がりました。ものづくりの理想を本気で追求したいと考えている方には、ぜひ一歩踏み出してほしいと思います。
一棟一棟に誇りを持ちながら、品質とデザイン性を追求できる仲間をお待ちしています。一緒に良い住まいを形にしていきましょう。