KEIAI RECRUITMENT
泥臭い信頼構築が、数年後の基盤を創る
2026/05/28
コーポレート職 総務・法務

泥臭い信頼構築が、数年後の基盤を創る

部長

調 知朗

東京大学大学院で応用生命化学を専攻後、大手総合商社に入社し海外投資業務に従事。より大きな裁量を求めてスタートアップへ転身し、海外経営の最前線を経験。ケイアイスター不動産には入社3年目で、現在は北米事業推進部部長としてアメリカ・テキサス州ダラスに駐在し、北米市場への新規進出に向けたスキーム構築を推進している。

2024年入社 キャリア入社 業界未経験からの挑戦

※インタビュー当時の情報です。

第一人者として、北米進出を加速させる

まず、現在のお仕事内容と、部署での役割について教えてください。

海外事業本部 北米事業推進部の部長、兼KI-Star Real Estate America Inc のCOOです。現在アメリカ・ダラスに駐在しており、北米市場への新規進出に向けたスキーム構築を推進しています。

アメリカ市場という広大なフィールドで、当社のビジョンを具現化することが私の使命です。具体的には事業パートナーの発掘に注力しており、当社の考え方を深く理解し、長期的に共に成長できる現地企業を探し出すことがメイン業務です。テキサスという活気あふれる州で、時間とリソースを最大限に活用しながら、最速で事業基盤を構築する。プレッシャーは大きいですが、日本発の経営スタイルが世界でどこまで通用するか、最前線で体現することに誇りを持っています。

北米進出という大きな挑戦を加速させる「エンジン」のような役割でしょうか。高い目標に対しても、圧倒的な実行能力で自ら動くことを信条としています。周囲からは、海外経営の知見を基にした的確なアドバイスを求められることも多く、迷った時の「アドバイザー」のような役割を期待されていると感じます。第一人者としてのプライドを持ちつつも、組織を強くしていくことにも大きなやりがいを感じています。

「崖から飛び降りながら飛行機を作る」—異色のキャリア

これまでの歩みと、学生時代から現在まで大切にしている仕事観を教えてください。

私の経歴はかなり異色です。学生時代は東京大学大学院で応用生命化学を専攻していましたが、新卒では大手総合商社に入社しました。日経新聞の一面に載った商社の海外投資記事を見て、「こんなデカいことをしたい」と思ったのが一番です。

商社ではヒトに恵まれて貴重な経験をたくさんさせてもらったのですが、組織が大きくなると現場でなく本社に意思決定を委ねることも多く、もっと裁量を持って活躍したいと考えてスタートアップに行きました。スタートアップでは年収は半分以下になりましたが、仕事のスピード感や同僚のエネルギーが最高で、とても充実で濃い日々を過ごしました。まさに「崖から飛び降りながら飛行機を作る」ようなジェットコースターのような毎日でしたね。

転職を考えた際、キャリアにおいて「これだけは譲れない」と設定した条件は何でしたか?

海外経営の最前線を歩んできたからこそ、転職の際は「勝てる土俵」を慎重に見極めました。1つ目は『意思決定の速さ』。失敗を恐れず、迅速にPDCAを回せるスタートアップのような機動力があること。2つ目は『上昇気流にある組織か』。伸びている会社には、人を惹きつけるエネルギーがあります。

そして最も重視したのが、『海外事業への深い理解と覚悟』です。表面的な数字だけではなく、現地での泥臭いネットワーキングの重要性を理解し、長期的なパートナーシップを大切にする会社を求めていました。

数ある選択肢の中で、ケイアイを選んだ理由を教えてください。

自分の軸に完璧に合致していたのがケイアイでした。唯一、不動産業界という未知の領域への不安がなかったと言えば嘘になります。しかし、私の真の強みは特定の業界知識以上に「不確実な状況の中でもなんとか前に進んで、形にする力」にあります。その力は、この場所でこそ最大化されると確信しました。

何よりの決め手は、経営陣との対話です。描いているビジョンと、そこに向かうための「アメリカ事業の進め方」に深く共感しました。体制が整っていないことは、私にとってはむしろチャンスであり、「自分がこの会社の北米進出における第一人者となり、歴史を創る」という覚悟を持って入社しました。

即断即決の仕組みと、泥臭い信頼構築

入社後、ケイアイのスピード感や仕事の進め方をどう感じていますか?

入社して驚いたのは、単に早いだけでなく「即断即決するための仕組み」が徹底されていることです。国内事業の明確な仕入れ基準や工程管理は、現場の一人ひとりが経営者のようなスピードで動くための武器になっています。海外事業はまだその仕組みを創っている最中ですが、国内で培われた「勝ちパターン」という背骨があるのは非常に心強いですね。

特に豪州事業の、現地パートナーと二人三脚で「豪州一」を目指し急拡大していくエネルギーは凄まじいものがあります。その熱気はアメリカにいる私にも伝わっており、負けてはいられないと、毎日良い刺激を受けています。

私がアメリカで行っている最も重要な意思決定は、出会ったパートナー候補が「真に信頼に足る人物か」を判断することです。クロスボーダー案件は、言葉の壁や文化の違いという高いハードルが常にあります。だからこそ、私はビジネスモデルの優秀さだけでなく、「この経営者と一緒に、困難を乗り越えていけるか」という人間性の評価に最大限の力を割いています。食事を共にし、議論を重ねる中で、相手の誠実さや情熱を感じ取ること。テキサスという新しい地で、会社を代表して「この人だ」と決断を下す瞬間は、常に心地よい緊張感に満ちています。

総合商社での海外経営やスタートアップでの経験など、長く海外ビジネスの最前線に身を置いてきました。しかし、これまではどこか「先人が築いた基盤」や「組織の支援」というセーフティネットに守られていた部分もあったと感じます。ケイアイでの挑戦は、まさに「少数精鋭」。

何もない場所に、自分一人で道を切り拓く究極の当事者意識が求められます。これまで培ったスキルを総動員しつつも、「絶対に自分が成功させてやる」という、理屈を超えた執念のようなマインドは、今の環境だからこそ得られているものです。

ご自身の専門知識が、経営や事業を力強く前進させる『決定打』になったと感じる瞬間はありますか?

事業パートナー発掘のうえでは、アドバイザーから持ち込まれる「売り案件」は数多いです。しかし、そうしたオークション形式の案件は、現場経営陣との対話が疎かになりがちであることを、これまでの経験で学んできました。

私の専門性は、「現場の信頼構築」にあります。あえて効率的なルートを選ばず、売却意思のない現地企業へ一社一社コンタクトし、足を運び、腰を据えてビジョンを語り合う。とても泥臭いですが、この地道なコミュニケーションこそが、数年後の事業基盤を揺るぎないものにする『決定打』になると確信しています。こちらの熱意に触れて少しずつ話を聞いてくれた時にこそ、存在意義があると感じています。

異分野のスペシャリストや現場の社員と協働する中で、得られる刺激はありますか?

海外事業本部には、私のような「海外のプロ」とは異なる、凄まじい熱量を持った「建設のプロ」もいます。例えば、国内で長年キャリアを積み、海外未経験ながら豪州の現場へ飛び込んだ社員は、赴任わずかで、日本独自の緻密な工程管理を現地に適合させ、今や英語で現地スタッフと協力しながら住宅建設を力強く牽引しています。

専門領域は違えど、新しい領域に踏み込んで自己実現していくという純粋な執念には、心底シビれるような刺激をもらいます。現場を熟知する彼らがいるからこそ、私はアメリカでのビジネススキームを描くことができますし、それはPEファンドやベンチャーキャピタルの投資とは大きく異なります。

私自身の役割は、ケイアイにたくさんいる「日本のプロフェッショナル」が世界で存分に腕を振るい、輝けるための舞台を整えることでもあります。そんな躍動感溢れるチーム作りをしていくことにも大きな誇りを感じています。

ある1日のスケジュール

07:00

ランニングやジムなど

早朝の運動で頭をクリアにして1日をスタート。

09:00

業務開始・ニュースや日本から前日に届くメールの確認

日米の時差を考慮しながら情報をキャッチアップ。

09:30

ネットワーキングリストをもとにパートナー候補へコンタクト

一社一社、丁寧に関係を構築していく。

10:00

パートナー候補との面談

現地の経営者と直接対話し、信頼関係を築く。

12:00

ランチ(テキサスバーベキューは鉄板です)

食事を通じて相手の人間性を感じ取る大切な時間。

13:00

近郊の開発地区や建設中の住宅の視察

現場を歩くことで、市場の肌感覚を掴む。

16:00

豪州チームや日本チームとのプロジェクト進捗確認

グローバルチームとして連携を深める。

18:00

業務終了(日本市場オープンに合わせてニュースチェックは継続、米国不動産関連資格の勉強)

業務終了後も自己研鑽を続ける。(忙しい時期は残業する日もあります。)

1日の中で、最も「思考を深める」ために大切にしている時間は?

毎朝のワークアウトです。早起きしたうえで、ランニングかジムでのトレーニングは継続して実施するよう心がけています。事前にメールやニュースチェックなどをしておくと、運動する間に思考が整理されていくので、その日にやるべきことが明確になる感覚があります。

40歳を超えると身体やメンタルを健康に保っていくことは一番大事だと思いますので、運動を習慣化することは大切にしています。

退社後の時間の使い方が、翌日の仕事の「質」にどう影響していますか?

時差の関係で会議が入ってしまうことはあるのですが、基本的には家族との時間を大切にするよう心がけています。家族もアメリカの生活にすんなり溶け込んでくれており、毎日何があったのか、どんな学校生活を送っているのか、を聞いたり、習い事の送り迎えをしたり、それはそれで忙しいです。

今のキャリアをサポートしてくれることに感謝の念は尽きませんし、異国の地でたくましく生きている姿は誇りに思います。

極限の当事者意識が、視座を飛躍的に高めた

ケイアイ入社後、ご自身の専門性が「会社を大きく動かした」と感じた最大の出来事は?

アメリカ市場参入に向けリスクを抑えたうえで、新しい投資スキームを構築し社内承認を得た瞬間です。当社の強みである「即断速攻」を活かしつつ、未知の市場ではリスクを抑えて小さく速くPDCAを回す戦略を自ら考案したうえで、現場で交渉し形にしました。現在はまだ種まきの段階ですが、こういった仕組みの積み重ねこそが5年後、10年後の巨大なビジネス基盤になると確信しています。

その際、どのような困難があり、それをどう論理や専門知識で乗り越えましたか?

困難は二つありました。現地テキサスの法規や商習慣をいかに実践的な投資案へ落とし込むか、そして「信頼」をどう勝ち取るかでした。前者は生成AIや社内外の知見を総動員して論理を詰め、後者は「自分がケイアイの顔である」という覚悟で向き合いました。
異国での交渉において、本社への確認を理由にした撤回や翻意は、即決裂を意味します。ケイアイ経営陣の思考を完全に同期させ、私がその場で下す決断が会社の総意となるよう、一切の妥協なく準備し臨みました。

その経験を経て、仕事に対する視座はどう変化しましたか?

「自らの決断一つが、数年後のグループ全体の命運を左右する」という極限の当事者意識を持つようになり、視座は飛躍的に高まりました。日本の上場企業として単年度の予算達成はマストでありつつも、意識の軸足は常に「将来のキャッシュフローの最大化」という長期的な企業価値の向上に置いています。

アメリカは先行投資のフェーズであり、目に見える利益貢献はこれからですが、今この瞬間蒔いている種が、5年後、10年後のケイアイを支える巨大な柱になると信じています。

また、混迷する中東情勢などの地政学リスクが世界経済を揺らす中、限られた経営資源をどこに、どのタイミングで投じるべきか。経営陣の視座を自分にインストールし、「もし自分が経営トップならどう動くか」を常に自問自答しています。一人の担当者ではなく、未来のケイアイを創る経営者として、アメリカの地から会社を突き動かしていく覚悟です。

北米事業を、グループ成長の新たな心臓部へ

今後、どのような役割を果たしていきたいですか?

国内の頼もしい仲間たちが「日本一」を成し遂げる間に、私はケイアイのビジネスモデルを世界基準へとアップデートし、北米事業をグループ成長の新たな心臓部へと育て上げる決意です。目指すのは、北米での売上比率を飛躍的に高め、企業価値一兆円を超えるグローバル企業へけん引することです。

米国市場において我々は後発ですが、国内で磨き上げられた当社のコアビジネスは、競合と比しても決して引けを取りません。このシンプルな強みをクロスボーダーで通用する仕組みへと昇華させ、着実に結果を積み上げる。やるべきことを愚直にやり抜けば、必ず道は拓けると確信しています。

高度な専門性を持ち、さらなる挑戦を求める方々へ、ケイアイの面白さを伝えるなら?

ケイアイは、上場企業の「リソースと安定感」に加え、スタートアップのような「スピードと裁量」を兼ね備えた、稀有なバランスを持つ組織です。大手で培った専門性を武器に自らハンドルを握りたい方や、未知の領域へ挑戦したい方にとって、これほど成長の機会がある環境はありません。

ただし、ここは過去の成功体験や安定に固執する場所ではありません。不確実な状況を楽しみ、自らの気力と胆力で「正解」を創り出せる方だけが、その醍醐味を味わえます。私自身、テキサスの地で日々それを体感しています。自分の限界を決めず、新しい一歩を踏み出せる方には最適な環境があると思います。

最後に、未来の仲間へメッセージをお願いします。

生成AIが便利になる中で、ここアメリカでは有名大学を卒業しても就職先が見つからなくなってきました。もはや知識は差別化要因になりません。

しかし、泥臭い交渉で信頼を勝ち取り土地を仕入れる営業力や、複雑なビジネスモデルを現地の熱量に合わせた戦略へ落とし込む実行力は、決してAIには代替できません。豊かな人間性と成長への飽くなき情熱がある方をお待ちしています。

熱意や想いが、
誰かの幸せに繋がっていくーー。
あなたもケイアイで、
新しい価値を生み出す仕事に挑戦してみませんか。

インタビュー

今すぐ エントリー
今すぐエントリー