丁寧に、確実に。「分かるまで確認する」設計者
まず、今のお仕事内容と、職場でのご自身の役割について教えてください。
今はCADオペレーターとして、プランナーが考えたプランが法律や会社のルールに適合しているかをチェックする役割を担っています。以前プランナーや実施設計も担当したことがあるので、その経験を活かしながら仕事しています。
周囲からは「しっかりしている」と言われることが多いですね。「このくらいでいいや」と終わらせず、分からないことや疑問に感じたことは理解できるまで確認するようにしているので、そう見えるのかもしれません。
図面の先にある「空間」をつくりたかった
入社前はどんな仕事をされていたんですか?転職を考えたきっかけも教えてください。
前職では共同住宅の設備設計をしていました。意匠事務所が考えた空間に対して、給排水・空調・電気などの設計をする仕事です。ひたすら図面をかき続ける日々で、2年ほど経ったころに、「私も空間をつくる側をやってみたい」という気持ちが強くなってきたんです。
その中でも住宅は、人が実際に生活する空間ということで、特に惹かれるものがありました。面接のときにケイアイの図面を見せていただいたのですが、そのときのわくわくした気持ちは今でも心に残っています。
当時、転職先に求めていた環境はどんなものでしたか?
新卒で入社した会社を約2年で退職していたので、設備設計者として十分なキャリアを積んできたという自信はなかったんです。そこで、1から新たにキャリアを積んでいける環境、長くいられる環境を探していました。キャリア採用で技術者としての最初の一歩を踏み出すのは、正直勇気が必要でしたが、ケイアイの分業制を知り、長い目で見て着実にステップアップしていける環境だと感じたことが入社を決めた大きな理由です。
ケイアイの分業制や独自の仕組みを知ったとき、どんな印象を持ちましたか?
企画設計・CADオペレーター・実施設計・外構設計とそれぞれの業務に集中できる環境が整っていて、木造も意匠設計も未経験の自分でも1つずつ設計を学んでステップアップしていけると思いました。実際に入社後は、CADオペレーターとしてたくさんの物件に携わりながら、プランへの考え方や建築基準法を学ぶことができ、その後プランをつくる側も任せてもらえるようになりました。まさに想像していた通りの環境でしたね。
「住まう人の気持ちになって、図面をかく」

仕事をするうえで、最もこだわっている部分を教えてください。
住まう人の気持ちになって図面をかくことです。設計という立場上、自分がつくれるのはA3の紙に描く図面までです。そこから実施設計や職人さんたちの手を経て、人が生活する空間になっていくのは、何度現場を見ても感動します。
だから図面が完成したら、一度その空間を想像しながら歩くようにしているんです。外観を見て、ポーチ階段を上って玄関のドアを開ける。リビングのドアを開けたとき、明るさや広さを感じられるか、照明のスイッチは押しやすい位置か、バルコニーからの眺めはどうか、といった細かい部分まで想像します。住まう人が快適に過ごせるかを想像しながら、1棟を仕上げています。
手がけている住宅の、自慢できるポイントを教えてください。
ケイアイの強みは、1棟1棟の敷地を丁寧に見極め、最適な形を考えて設計している点だと思います。一番日当たりが良く、気持ちよく過ごせる空間をどこに配置するか、お隣の玄関や大きな窓の向き、駐車のしやすさなど、細かい部分までしっかりと考えています。こうした敷地の特徴に合わせた設計の積み重ねが、時代とともに変化する間取りやデザインにも柔軟に対応できる理由です。この点は、私たちが自信を持って誇れるポイントだと思っています。
「高品質・低価格なデザイン住宅」を形にする難しさはどこにありますか?
設計部だけで住宅をデザインしているように思われるかもしれませんが、実際に中で働いていると、仕入れ営業から開発・設計・現場まで、みんなで1つの住宅を作り上げているチームの力を感じるんですよね。営業部長にも意見を聞きますし、会社のトップクラスの方々も図面を見て意見をくださる。難しいからこそ、完成したときの達成感は格別です。
現場管理アプリやDXツールを活用することで、仕事の仕方はどう変わりましたか?
前職では現場を見る機会が一度もなくて、自分が書いた図面が実際の現場でうまく納まっているのか分からないまま、ひたすら図面をかき続けていました。ケイアイでは現場管理アプリに写真をアップしてもらえるので、次の現場にブラッシュアップして反映させることができます。地方の現場でも現地の様子をリアルに把握できるのは、設計の精度を上げるうえでも大きな助けになっています。
ある1日のスケジュール
業務開始・本社朝礼・課の朝礼
チーム全体と課内でその日の動きを共有してスタート。
完成現場見学
月に最低1現場は実際に見に行くようにしている。
昼食
現場見学に行ったメンバーと振り返りを兼ねて行くことも多い。
図面作成
現場で見てきたことを次の物件に活かせるよう考えながら取り組む。
修正・課で連絡事項を共有
1日の終わりにチームで情報をすり合わせる。
業務終了
定時で上がれるのが、この職場のリズムとして定着している。
(忙しい時期は残業する日もあります。)
前職では水を飲む時間も惜しんで図面を書いていて、休日もその週に教わったことの振り返りで終わってしまうような状態でした。今は分業制が整っていて経験豊富な上司が多いおかげで、時間にも気持ちにも余裕ができて、資格取得など自己研鑽に時間を使えるようになりました。「もっと建築の知識をつけたい」「上司がつくるような素敵な住宅がつくれるようになりたい」と前向きに思えるようになったのは、ケイアイに入ってからです。
通学路に完成したケイアイの住宅が、「ただの仕事」を変えた

仕事に対する考え方が変わった、印象的な出来事はありますか?
私が通っていた中学校の通学路に、ケイアイの8棟現場が完成したことがあったんです。外構もしっかりやり込んでいる現場で、会社のメンバーとも見学に行きました。家族からも「ケイアイの物件おしゃれだね」と言ってもらって。
その時、私たちの仕事はその町に住む人たちに影響を与えているんだなと実感しました。母校に通う今の生徒たちも、現場ができていく過程を見ている。3年間通う通学路の景色の一部として、記憶に刻まれていく。もしかしたらここから住宅や設計という仕事に興味を持つ生徒が生まれるかもしれない。そう思ったとき、私たちがつくっているのは単なる「箱」としての建物ではなく、人々の人生や地域に影響を与える「空間」なんだと、改めて腑に落ちた瞬間でした。
その経験を経て、仕事への向き合い方はどう変わりましたか?
設計はパズルのように間取りを組み立てるのではなく、「空間をつくる仕事」なんだと深く理解できるようになりました。既存の街並みに馴染みながらぱっと目を引く外観、家族が集まりたくなるリビング、使い勝手の良い水回り。まだまだ未熟だと感じていますが、「もっと成長したい」「こんな住宅がつくれるようになりたい」と、日々の仕事や周囲の先輩方から刺激を受けながら、より高い目標を持って設計に向き合えるようになりました。
シンプルで、10年後も古さを感じさせない住宅を

今後の目標や、挑戦したいモノづくりを聞かせてください。
10年・20年と住み続けても古さを感じさせない、シンプルでありながら質の高いデザインを追求したいと思っています。時が経つほどに愛着が湧いて、街並みの一部として成熟していくような住宅が理想です。家事動線や収納計画、変化するライフステージにも柔軟に対応できる空間づくりにこだわりながら、住む人の日常に徹底的に寄り添っていきたいですね。
ケイアイは本気で日本一を目指している会社なので、常に最新のトレンドにアンテナを張り、それをデザインに落とし込むスピード感があります。私が入社した4年前と比べても、間取りもデザインも大きく変化してきました。その変化に対応し続けられるよう、現場見学に積極的に参加したり、入社してから毎年何かしらの資格の勉強を続けています。全員が日本一を目指している環境にいるから、自分も成長したいと前向きに思えるんだと思います。
最後に、転職を考えている方へメッセージをお願いします。
培ってきた技術をより大きなフィールドで試したいと感じている方にとって、ケイアイはまさに「理想を形にできる場所」だと思います。分業化が徹底されているので、設計業務に100%集中できる。圧倒的な供給数があるからこそ、経験値の質も量も大きい。現状に満足せず常に高みを目指せる仲間と切磋琢磨しながら、自分自身のスキルが確実に上がっていく実感を持てる環境です。
技術者として次の一歩を踏み出したいと思っているなら、ぜひここで一緒に働きましょう。一緒に働ける日を楽しみにしています。